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好きって言わない!

第6章 失恋。




S「昨日、お前休みだったけどクラス委員の選抜だったんだよ。
満場一致で俺とお前が委員になった。」



N「休んでる時にズルいぞ!!」



S「しょうがないだろ。
選抜の日に休むお前が悪い。」



N「ちょっと待て!
クラスの奴らは俺が指名されてんの結構不満そうだったじゃねーか!」



S「ああ・・・」




ふふっと笑った櫻井が俺の肩をポンと叩いた。




S「お前愛想が無いからな・・・
印象があまり良くなかったみたいだけど。
こないだの親睦会でお前のファンになった奴は大勢いるみたいだぞ?
可愛かったもんなー、ニノちゃん♡」



N「意味が分からねぇ!」



S「分からなくて良いよ 。
ま、俺のが人気あるしー?」




こいつのドヤ顔はほんっと腹立つな!



S「まぁ、そういう事だから!
今更吠えたってどうしようもないんだ、諦めろ。」




N「マジかよ・・・」



S「まぁ、気を落とすな。
良い話がある。」




悪い顔をして俺の耳元に唇を寄せた櫻井。




S「もうすぐ春の学祭の準備が始まる。
2クラス合同でやるイベントがあるんだけど、1組と6組がチームになるように話を進めるってのはどうだ?」



N「同じチーム・・・?」



S「普通に考えたら、1組と2組がチームだろう。
雅紀と別のチームじゃ寂しいだろ?」



N「・・・・・。」




まーくんと敵チームなんて嫌だ。





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