好きって言わない!
第8章 イケメンヤンキー MJ。
N「なに?」
分からないフリをして続きを促す。
俺とキスしたいってハッキリ言ってよ。
A「・・・キスしよ?」
少し恥ずかしそうに笑いながら言ったまーくんの顔が、すっごく可愛くて・・・
N「・・・っ、」
また、好きになっちゃったみたい。
A「ダメ?」
N「・・・良いよ?」
真っ直ぐに見つめて言うと、すぐにまーくんの顔が近付いてきた。
唇が触れたとき、ちゅ、と音が鳴ってちょっと恥ずかしい。
A「・・・チョコ風味。」
N「ふふっ・・・うまい?」
A「うん、甘い。」
N「ん・・・」
うわ、なんか声出ちゃった。
喋ろうとした時にキスするから・・・
恥ずかしくなってまーくんから離れようとすると、両肩をがっしりとホールドされて動けなくなった。
N「んっ・・・まぁくんっ、」
抗議しようと口を開いたその時、まーくんの舌が俺の舌をペロンと舐めた。
N「んゃっ・・・!!」
感じたことの無い感触に背筋がぞわっとなる。
なに今の・・・
A「・・・ゴメン、チョコ舐めようと思ったんだけど。」
まーくんも、ちょっとビックリしてる。
俺の口の端についたチョコを舐めようとしたのもどうかと思うけど。