好きって言わない!
第8章 イケメンヤンキー MJ。
「雅紀ーーーっ!!」
AN「「!!!!!」」
階段を上がってくる足音が聞こえる。
おばさんが帰ってきたんだ!
慌てて飛び起きたところで、部屋のドアがバン!と開いた。
「あら、かずくん来てたの?
いらっしゃい!」
ニッコリと笑うおばさんに、ぎこちない笑顔を返す。
A「何だよイキナリ!
イイトコだったのに・・・!!」
ばっ、バカかこいつ!!
「イイトコ?」
A「あっ・・・イヤ、何でもない。」
「・・・かずくん、どうしたの?」
N「え?!」
「泣いてるじゃない!!
バカ雅紀がなんかした?!」
N「ええ?!」
自分の顔を触って、驚いた。
ホントだ・・・涙出てる。
A「にのちゃん?!何で?!」
N「・・・わかんねー。」
「ケンカじゃ無いならいいけど・・・
ご飯出来たわよ?
何回呼んでも返事しないんだから!」
それから、まーくんとリビングに降りておばさんと3人でいつものように喋ってたんだけど。
俺はさっきのキスの事で頭がいっぱいだった。
まーくん、俺の口舐めるんだもん・・・
ただ唇が触れるだけじゃない舌の感触に、未だにドキドキしてる胸。