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好きって言わない!

第8章 イケメンヤンキー MJ。




A「でね、意外と松潤は弁当派だったんだよ!
しかも彩り良くて超美味そうなの!」



N「へぇ。」



A「松潤、にのちゃんすげぇ少食でさ、
ちっちゃいパン1個でお腹いっぱいとか言うんだよ!
男の子なんだしもっと食べなきゃだよね〜!」



N「うるせーよ。」




・・・気まずい。




クソ、喋ってんの俺とまーくんだけじゃねーか!




松本が猫派だの弁当派だの俺にとっちゃ微塵も興味の無い話だけど、この張り詰めた空気に耐えながら頑張って返事を返す。
じゃないと気まずくてやってらんねぇ。




俺って意外と気を遣うタイプだったんだな。
知らなかったぜ。





M「・・・相葉。」



A「なに?!松潤!!」




やっと口を開いた松本に、嬉しそうに振り向くまーくん。
可愛い。




M「ほんと関わんないでくれねぇか?
俺を見張るように教師に言われたみたいだけど、」



A「違うよ!様子を見るように言われたのは確かだけど・・・
友達になりたいって思ったんだよ!」



M「・・・意味わかんねぇ。」




A「動物好きに悪いやつはいないから!」



M「別に動物好きじゃねぇ!」



A「ウソだ、猫が懐いてないってスゴイ悲しそうにしてたじゃん。」



N「え、懐いてねぇの?
飼い主なのに?」




昔犬を飼っていたので、思わず反応してしまった。
飼ってる動物が懐かないなんてそんな事あんの?




M「・・・・・。」



N「え・・・、」




素朴な疑問を口にしただけだ。
別に松本を非難するつもりもからかうつもりも無い。
俺は別に悪い事は言ってない。







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