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過激性癖短編集【BL】

第1章 セフレじゃ嫌だ


亮太がちょっと怒った顔をする。

夢中で無言で腰を振って、気持ちよくなって、幸せを感じて。
全世界で亮太の気持ちいいところを1番知ってるのは俺だと思ったりする。

馬鹿馬鹿しいくらい好きで、こんなに好きになったのは初めてだから不器用でどうしたらいいかわからなくて、とりあえず今までどおりセックスで愛情表現をする。少し歪んでる。

「なぁ…そろそろっ…イッても良い?」

「俺も…イクッ…イキたいっ」

体の相性もバッチリだから同時に果てて、同じタイミングで呼吸をする。


「疲れた…、精神的にも肉体的にも」

「うん、俺も疲れたな」

酷い別れ方をさせてしまって内心申し訳ないと思ってるけど、今更謝れなくて、また強がらなくてはいけない。

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