過激性癖短編集【BL】
第3章 噛みたい噛まれたい
「俺さ、マゾ…なんだ。つまり噛まれたいんだ。噛みながらセックスしてくれたらお互いウィンウィンだよ?」
「ごめん…でも俺女の子としか」
智志が俺の横にぴったりとくっついて座る。
「安心して。俺淫魔だからさ、そんなの関係なくしてあげれるよ。…ほら、ドキドキしてきた」
フェロモンをコントロールできるのか、突然性欲が湧き上がってきて、智志としたいと思う。
智志が俺にキスをしながら服を脱がせる。
手際も良くて、キスも上手い。
「ほんと白いね」
少し腰を撫でられただけで気持ちよくなってしまう。
「ベッド行こっか」
そう俺が言うと、智志が嬉しそうに笑った。
別に自分がSって訳でもないのに、智志のためにがんばってSになることを意識している。