テキストサイズ

過激性癖短編集【BL】

第3章 噛みたい噛まれたい

「俺の性欲満たすの大変だよー」

智志が妖艶に笑う。
その整った顔にグッと来てしまう。


「ちょっと起き上がって、足開いて」

枕をクッションにして壁にもたれかけさせる。
横に寄り添うように座る。

「手きもちいい?しごかれるの好き?」

「きもちっ…すご…やぁっ…」

細くて綺麗な足をビクつかせながら、俺にしがみつく。さっきまで女の子にしか興味のなかった俺が、ただの友達に欲情するなんて、本当に不思議な話だ。


「足閉じんな」

強めにそう言うと、言葉に感じたような顔をする。
「言葉攻め好きなんだな…?」

答えようとしない。

「好きなんだろ?」


「うん」

「うん、じゃなくて。今日は『はい』。わかった?」

「わかり…ました」

智志の表情はさっきとは一変して、目をトロンとさせながらだらしない表情になっている。

「いい子」

試しに鎖骨辺りを強く噛んでみると、すごくいい反応を見せてくれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ