こじらせた初恋
第2章 再会
翔 side
翔「久しぶりだな」
そう?とふざけたことをいいながら智は自分の勉強机の椅子に腰かけた。
さっきまで目が合ってたのに、今は背中を向けられている。
久しぶりにみるその背中は、以前より小さくなっているように感じた。
翔「最近どうしてんの?」
さすがに、と思ったのか背中を向けている体をコチラへ向けた。
目線はもちろん、空を仰いで合わない。
智「どうって……そういやバイト始めたよ」
翔「え!!ウソ!!」
智「何?そんな驚くことないだろ」
翔「……いてない」
智「え?」
翔「……聞いてない」
智「………」
翔「なんで教えてくれなかったの?」
智「なんでってホント最近だよ?」
困ったような声を出した。もちろん最近のこと全部教えてほしいんだけど、その意味伝わってるのかな?
智「最近会ってなかったからね~」
どの口が言うんだよ!!
お前が会おうとしなかったんだろ!
会ってなかったってお前が言うなよ!!
俺は会いたかったよ!!
智「翔くんはなにかしてないの?」
責めたかった気持ちを智の質問で打ち砕かれた。
俺は何もしてないよ、というとそう、と短い返事がきた。
智「彼女とかは?もうできた?」
その質問に俺は衝撃が体中を走るの感じた。
だってこの智と出会った人生で、恋愛沙汰の質問をされたことなどなかった。
みんながバカみたいに下ネタで盛り上がっても智は笑ってただけだった。
翔「え?」
智「どうなの?」
翔「智…お前…」
智「え?」
翔「お前…できたのか…?」
智「なにが?どうしたの?」
翔「智…彼女…できたのか?」
智「俺?」
俺は生唾を飲み込んだ。その音が頭の中心まで届いた。
だってそうだろ。自分が彼女できたから聞くんだろ。
智「できるわけないじゃ~ん。聞いてみただけだよ」
智は笑顔で答えた。
その久しぶりの笑顔にまた胸がドキリと鳴った。
とてつもなく安堵して、ほうと息を吐いた。
翔「久しぶりだな」
そう?とふざけたことをいいながら智は自分の勉強机の椅子に腰かけた。
さっきまで目が合ってたのに、今は背中を向けられている。
久しぶりにみるその背中は、以前より小さくなっているように感じた。
翔「最近どうしてんの?」
さすがに、と思ったのか背中を向けている体をコチラへ向けた。
目線はもちろん、空を仰いで合わない。
智「どうって……そういやバイト始めたよ」
翔「え!!ウソ!!」
智「何?そんな驚くことないだろ」
翔「……いてない」
智「え?」
翔「……聞いてない」
智「………」
翔「なんで教えてくれなかったの?」
智「なんでってホント最近だよ?」
困ったような声を出した。もちろん最近のこと全部教えてほしいんだけど、その意味伝わってるのかな?
智「最近会ってなかったからね~」
どの口が言うんだよ!!
お前が会おうとしなかったんだろ!
会ってなかったってお前が言うなよ!!
俺は会いたかったよ!!
智「翔くんはなにかしてないの?」
責めたかった気持ちを智の質問で打ち砕かれた。
俺は何もしてないよ、というとそう、と短い返事がきた。
智「彼女とかは?もうできた?」
その質問に俺は衝撃が体中を走るの感じた。
だってこの智と出会った人生で、恋愛沙汰の質問をされたことなどなかった。
みんながバカみたいに下ネタで盛り上がっても智は笑ってただけだった。
翔「え?」
智「どうなの?」
翔「智…お前…」
智「え?」
翔「お前…できたのか…?」
智「なにが?どうしたの?」
翔「智…彼女…できたのか?」
智「俺?」
俺は生唾を飲み込んだ。その音が頭の中心まで届いた。
だってそうだろ。自分が彼女できたから聞くんだろ。
智「できるわけないじゃ~ん。聞いてみただけだよ」
智は笑顔で答えた。
その久しぶりの笑顔にまた胸がドキリと鳴った。
とてつもなく安堵して、ほうと息を吐いた。