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こじらせた初恋

第12章 それは突然

翔 side







智「あ、そうだ!翔くん合コン行かない?」



その言葉に体が固まってしまった。




は?




え?




翔「…………は?……あなた今……なんて言った?」



合コン…?





智「会社の子に頼んだら3人がいいみたいで。ニノと相葉ちゃんは呼べないから、翔くんと松本くん?行かないかなって思って」



松本くんに聞いてみてくれない?って、え?



俺行くの前提なの?



というかその前に…




翔「頼んだらって…え?……智が、頼んだの?」



相手の方からじゃなくて?




ゴクリと唾を飲み込んだ。




智「そうだよ。俺もそろそろ彼女作ろうかなって。翔くんも俺んちばっかり来てたら彼女作れないかなって思って。ほら俺らもういい歳だし」



嘘だろ?



嘘だと言ってくれ。









昔から智は女性に対して消極的だった。



でも綺麗な顔をしていてモテたから、よく女の子と一緒に帰ったりなんかしてたけど。



同じ子と帰ることは無かった。



俺も他の友達も智に探り入れるよう頼まれたりしたけど…



彼女どころか好きな人もいる様子が無かった。



だからあんまり恋愛とかそういうの興味ないんだと思ってた。











翔「…………いい…」



智「ん?」



翔「俺はいいや。遠慮しとく」



智「ええ!なんで?前彼女も好きな人もいないって言ってたじゃん」



断る俺に尚も食い下がった。








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