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こじらせた初恋

第13章 これでよかったんだ

智 side







翔「…いやなんかみんなとそんな話になってさ…」



智「はあ」



そんな話と俺がキスしたかどうかは関係なくね?



翔「どうなんだよ」



智「…………………………無いけど」



そりゃ無いでしょ。



俺男好きだし。



翔くんもわかってたんじゃないの?



俺に恋人がいる時なんて無かったじゃん。



何考えてんだ。







翔「…おれが練習してやろうか?」



はい?



今なんて?



翔くんは恥ずかしそうにはにかんでる。



え?マジなの?



智「何言ってんの?」



意味わかんないんだけど。



翔「キス教えてやってもいいけ……」

智「けっこーです!」



翔「食い気味!」



なんで翔くんにキス教えてもらわなきゃならないの?



そりゃ俺は翔くんが好きだけどそんなのしんどいだけじゃん!



いや、逆に嬉しいことなのか?



好きな人の方からキスしてやるって言ってるんだから。



翔「……智」



そう考えればラッキーってことも……



智「ちょ、翔くん!なにすんの!」



翔くんが俺の所に来てキスしようとした。



俺は顔の近さに驚いて椅子から立ち上がった。



ビックリした。



あんなに近くで翔くん見たの初めてだ。



心臓がやばい。



ドキドキ言ってる。








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