こじらせた初恋
第14章 冬日和の僕ら
翔 side
ちょうどその時に店員がおしぼりを持ってきたので、ビール下さいと短く言った。
すぐにビールが来て一気に飲み干した。
ニ「空きっ腹に酒は酔いますよ」
俺は無視してまたビールを頼んだ。
新しく来たビールを、今度は半分くらい一気に飲んだ。
翔「俺は滅多に酔わないんだ。智から聞いてないのか?」
冷たくなった体を冷えたビールがさらに冷やしてくれる。
でも脳みそがグラグラと燃えるように熱くなっていた。
それは酔いとは別の熱さだった。
二宮に対してケンカを売るほど体の熱が籠っていった。
俺はまだ二宮に嫉妬していたんだ。
二宮は俺のケンカを買わず、ポリポリときゅうりの一本漬けを黙々と食べていた。
そういえば二宮とこんな風に面と向かうのは初めてだな。
いつも智と相葉ちゃんから二宮の様子は聞いていたから勝手によく知っていると勘違いしていた。
酒をクイと飲むその喉元から顔にかけてを目で追う。
確かにキレイな顔をしている。
智とは違うシュっとした顔をしている。
相葉ちゃんが恋に落ちるのもなんだかわかるような気がする。
ニ「初めてですね」
じっと二宮を見ていたら急にコチラを見て慌てて目を反らした。
クリっとした目に惹かれそうになった。
智以外に背筋がゾクリとしたのは初めてだった。
ちょうどその時に店員がおしぼりを持ってきたので、ビール下さいと短く言った。
すぐにビールが来て一気に飲み干した。
ニ「空きっ腹に酒は酔いますよ」
俺は無視してまたビールを頼んだ。
新しく来たビールを、今度は半分くらい一気に飲んだ。
翔「俺は滅多に酔わないんだ。智から聞いてないのか?」
冷たくなった体を冷えたビールがさらに冷やしてくれる。
でも脳みそがグラグラと燃えるように熱くなっていた。
それは酔いとは別の熱さだった。
二宮に対してケンカを売るほど体の熱が籠っていった。
俺はまだ二宮に嫉妬していたんだ。
二宮は俺のケンカを買わず、ポリポリときゅうりの一本漬けを黙々と食べていた。
そういえば二宮とこんな風に面と向かうのは初めてだな。
いつも智と相葉ちゃんから二宮の様子は聞いていたから勝手によく知っていると勘違いしていた。
酒をクイと飲むその喉元から顔にかけてを目で追う。
確かにキレイな顔をしている。
智とは違うシュっとした顔をしている。
相葉ちゃんが恋に落ちるのもなんだかわかるような気がする。
ニ「初めてですね」
じっと二宮を見ていたら急にコチラを見て慌てて目を反らした。
クリっとした目に惹かれそうになった。
智以外に背筋がゾクリとしたのは初めてだった。