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こじらせた初恋

第14章 冬日和の僕ら

翔 side







ニ「櫻井さん?」



え?



ああ!



智の笑顔で癒されてたら二宮のこと忘れてた!






翔「ってか二宮…クンは俺の気持ちに気づいてたの?」



当たり前に言ってるけど。



そりゃそうでしょうとこれまた当たり前に言ってくる。



ニ「会う度あんなに敵意剥き出しにされたら誰だってわかりますよ」



ふふふと笑う。



翔「すいません」



ニ「相葉さんとか大野さんから聞く人は優しくてスマートだって聞いてたのに、実際会うと随分かけ離れてたんで最初違う人かと思いましたよ」



翔「…ごめんなさい」



ニ「最初から最後までガン垂れてガン無視だし。そうかと思ったら絡まれるし」



翔「…………悪い」



ニ「それに…」

翔「もういいだろっ!どんだけ責めてくんだよっ!!」



的確にな突っ込みをし出した所で二宮がクククと爆笑しだした。



ニ「ははは。…………くくく。やばい。」



笑いが止まらないらしく腹を抱えてる。



ニ「はははは。……だって俺が言えば言う程小さくなってくんだもん。…ふふ。……ふふ」



翔「あなたがすげー勢い説教してくるからでしょ」



ニ「あーおかし。ふふふふ」



二宮は涙が出る程面白いらしく、涙を人差し指で拭った。



こんな風に爆笑する奴だなんて聞いてないぞ。








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