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こじらせた初恋

第14章 冬日和の僕ら

翔 side







智「翔くん?」



大きな瞳を見開いて俺と同じような驚いた顔をしていた。



智だった。






雅「俺が待ち伏せして誘ったんだよー。グッジョブでしょ!」



グッジョブは何を持ってしてだよ!



今あなたが肩を抱いてる人に先日フラれたんだよ俺は!



気まずいでしょ!







ニ「立ってないで座ったらどうです?」



二宮が気を遣って3人に声をかけた。



雅「じゃ!俺翔ちゃんの隣っ!」



潤「俺はその隣っ!」



俺が座ってる長椅子に相葉ちゃん、松潤の潤でグイグイ入ってきた。



狭いのか楽しいのか俺を壁の方にグイグイと押し付けてくる2人。



翔「ぐえっ!痛いっ!痛いよっ!」



俺も面白くて押し返したりした。






智は余った席、二宮の隣にちょこんと座った。



ああ良かった。



会った瞬間帰られるのかと思った。



皆い気を遣わすことになるし、智にも嫌な気持ちになって欲しくなかったから。



目の前に座った智はもともと細い体がさらに痩せたように感じた。







ニ「奇しくも会社で別れましたね」



智「ね?会社出たら相葉ちゃんがいたからビックリしたよ。後ろに松本くんいるし変な組み合わせだけど3人で飲むのかと思ったら、ニノと翔くんがいるもんだからさらにビックリしちゃった」



松潤と相葉ちゃんは2人で押すな押すなしてる中、智に二宮はあははうふふと話してる。



なんだかかわいいな。







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