こじらせた初恋
第15章 再会がもたらしたもの
翔 side
智「俺明日休日出勤だからお先~」
まだまだ飲み足りない皆はこれからどうするーと盛り上がっていた。
寒いから早くどこかへ入ろうと松潤が提案すると、智がタイミングを計って皆に言った。
相葉ちゃんや松潤が、えー!まだいいじゃん!とブーブー言ってる中、智はさっさと行ってしまった。
すぐに見えなくなった智の背中を目で追いかけては胸がギュッとするのを感じた。
ニ「追いかけないの?」
声がする方に顔を向けた。
そこには二宮だけがいて、相葉ちゃんと松潤はもう先に向かって歩いていた。
翔「どの面下げて追いかけるんだよ」
ニ「その面でしょ。ここはもういいから。お疲れ」
二宮は俺の肩をぽんぽんと叩いて、足早に相葉ちゃん達の方へ駆けて行った。
急に放って行かれた驚きと寂しさと切なさが体に染みてくる。
今さら智と話すことなんてない。
正式にフラれろとでも言うのか。
俺は前にも後ろにも動けなくて、
ただただ体が冷えていった。
いつまでそうしていたのか。
周りも静まり返り、沈黙が俺を襲う。
吐いた白い息で、あ、今寒いんだとようやく足を動かした。
智「俺明日休日出勤だからお先~」
まだまだ飲み足りない皆はこれからどうするーと盛り上がっていた。
寒いから早くどこかへ入ろうと松潤が提案すると、智がタイミングを計って皆に言った。
相葉ちゃんや松潤が、えー!まだいいじゃん!とブーブー言ってる中、智はさっさと行ってしまった。
すぐに見えなくなった智の背中を目で追いかけては胸がギュッとするのを感じた。
ニ「追いかけないの?」
声がする方に顔を向けた。
そこには二宮だけがいて、相葉ちゃんと松潤はもう先に向かって歩いていた。
翔「どの面下げて追いかけるんだよ」
ニ「その面でしょ。ここはもういいから。お疲れ」
二宮は俺の肩をぽんぽんと叩いて、足早に相葉ちゃん達の方へ駆けて行った。
急に放って行かれた驚きと寂しさと切なさが体に染みてくる。
今さら智と話すことなんてない。
正式にフラれろとでも言うのか。
俺は前にも後ろにも動けなくて、
ただただ体が冷えていった。
いつまでそうしていたのか。
周りも静まり返り、沈黙が俺を襲う。
吐いた白い息で、あ、今寒いんだとようやく足を動かした。