こじらせた初恋
第17章 つなぐ
智 side
智「俺が耐えられなかった。いつか女の方がいいって言われるかもしれない。翔くんに溺れて捨てられたら生きていけない」
ああ。
視界が涙で滲む。
智「翔くんのせいにして俺は自分が傷つくのが嫌だったんだ。ずっと好きだったから」
涙が翔くんの服に落ちて染みを作る。
智「自分勝手でごめん。でも今日で最後にするから」
ああ。
もう立っていられない。
こんなに感情を曝け出して立つことができない。
智「わあああ……ああ…ううう…」
膝を折り、床にへたり込んだ。
床にも涙がポタポタと落ちた。
すると向こうに向いていた翔くんの足のつま先がコチラに向いた。
きっと情けない俺を見下ろしているんだろう。
ああ。
好きだ。
智「しょう、くん…………好き…ううぅ………好き、だ…」
その膝に縋り付く。
智「好きなんだ………ごめん…好き…………」
泣いて縋り付くなんてドラマの中だけなんだと思っていた。
まさか自分がそれをするなんてね。
縋り付いても翔くんは何の反応も無かった。
困ってるって、言われてるみたいだ。
ただただ翔くんの体温を感じた。
智「ごめん。自分が言いたいこと言っ………んんっ……」
何も反応しなかった翔くんが信じられないくらい近づいてきたと思ったらキスしてきた。
智「俺が耐えられなかった。いつか女の方がいいって言われるかもしれない。翔くんに溺れて捨てられたら生きていけない」
ああ。
視界が涙で滲む。
智「翔くんのせいにして俺は自分が傷つくのが嫌だったんだ。ずっと好きだったから」
涙が翔くんの服に落ちて染みを作る。
智「自分勝手でごめん。でも今日で最後にするから」
ああ。
もう立っていられない。
こんなに感情を曝け出して立つことができない。
智「わあああ……ああ…ううう…」
膝を折り、床にへたり込んだ。
床にも涙がポタポタと落ちた。
すると向こうに向いていた翔くんの足のつま先がコチラに向いた。
きっと情けない俺を見下ろしているんだろう。
ああ。
好きだ。
智「しょう、くん…………好き…ううぅ………好き、だ…」
その膝に縋り付く。
智「好きなんだ………ごめん…好き…………」
泣いて縋り付くなんてドラマの中だけなんだと思っていた。
まさか自分がそれをするなんてね。
縋り付いても翔くんは何の反応も無かった。
困ってるって、言われてるみたいだ。
ただただ翔くんの体温を感じた。
智「ごめん。自分が言いたいこと言っ………んんっ……」
何も反応しなかった翔くんが信じられないくらい近づいてきたと思ったらキスしてきた。