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こじらせた初恋

第18章 未来へ

智 side







翔くんの手が俺の体を這わすのをピタリと止めたと思うと、頬を撫でてきた。



翔「大丈夫。痛いことしないから」



俺は相当怯えた顔をしていたのだろう。



翔くんが優しい顔で優しく説いてくる。



智「怖いよ。翔くん怖い」



翔「大丈夫。最後までしないから」



ちゅっとキスしてきた。



翔「ふふ。すげー顔」



智「だって翔くん怖いんだもん。嘘つき」



翔「ごめんごめん。優しくする」



翔くんと気持ちが通じ合えて嬉しいし、こういうことしたくないって訳じゃないけど。



物には順番てもんがある。



俺の順番と翔くんの順番が違うんだ。



すぐエロいことしようとしやがって!



くそー!



でもここまで来たら受け止めるぞ!



少しだけ。



少しだけだぞ!



翔くん!







翔くんが俺の中心を撫でる。



智「あっ」



翔「嫌?」



智「嫌じゃない…けど……」



良いかもわかんない。



誰にも触られたこと無いし……



そういうことって知識としては知ってるけど、実践したこと無いし。



実際どうやっていいのかわかんない。







翔「まずは服の上から触るから」



緊張で元気の無い俺の中心をさわさわと優しく触る。



ど、どうしよう。



興奮しなさそう……



智「……翔くん」



翔「ん?なに?」



智「抱きしめてもらってもいい?」



翔「ふふ。わかった」







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