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こじらせた初恋

第19章 続きの物語

翔 side







抜き合ってる智はすごいセクシーで色っぽくて妖艶なんだ!



それだけじゃ足りない!って思うんだけど…



辛抱たまらん!と襲いたくなっちゃうけど…



それやっちゃいけないんだ、俺は。



次はちゃんと。



いい思い出になるよう優しくしたいんだ。



だから、今日まで待ったんだ。



智は初めてだから、体に負担をかける。



だから休みの前日がいい。



そのことに智も気づいてる。



今日が俺達の新しい始まりの1ページなんだ、って。



素敵なメモリーで彩るカラーなんだ、って。



楽しいアメージングでミラクルな日なんだ、って。








智「またワケわかんないこと考えてるでしょ?」



背後から声をかけられ、そちらを向くと智が出来立てのオムライスを持って立っていた。



智「食べますよー」



机にコトと置いて、すぐさま座る。



俺のオムライスには『翔』ってケチャップで達筆に書いてる。



智のは「おおの」って平仮名で丸っこく書いてある。



俺のは智のより一回り大きい。



智の手料理が最近気合が入ってて嬉しいんだ。



翔「いただきまーす!」



手を合わせて、すぐさまオムライスを頬張る。



翔「うまし!」



智「食レポやって!」



翔「このチキンライスにフワフワの卵が絡まって絶妙においしい!ナンバーワン」



人差し指を立てると智は大爆笑。



智とは仲が良かったけど、最近は壁が取れたような。








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