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こじらせた初恋

第5章 同僚

翔 side







潤「あ!じゃ、あのことわかるんじゃない?」



雅「そうだね。大ちゃんならわかるかも!」



松潤が、そうだ!と、手を叩いた。



たった今会ったばかりなのに、もう意気投合してる3人。



嬉しいんだか、嬉しくないんだか。



特に相葉ちゃんは、波長が合うのか、智を気に入って、もう大ちゃん呼び。



ねぇねぇ、大ちゃん。と智に声をかける。




雅「大ちゃん。翔ちゃんの好きな人知らない?」



翔「は?」



潤「翔さん、全然口割らないんだよね。最近よく会ってるみたいんなんだけど」



いや、それ智だから。



まさかの、ご本人登場だから。



君らが信じなかっただけだから。



智はひどく驚いた表情で俺を見た。



智「翔くん。彼女いたの?」



いや、いないよ。



いたらあんなに訪問してませんよ。



翔「違うんだ。あの…」






智「だったら、俺んちにあんなに来なくてよかったのに!」






は?





シーーーン






一瞬沈黙が走ったと思ったら、松潤が爆笑しだした。



潤「まじかよ!!はははっ!まじで男じゃねーかよ!!」



雅「え?どーゆーこと?」



すぐに話がわかる松潤と違って、相葉ちゃんはまだよくわかってない。



この状況がワケわからない智は、どういうこと?って顔で俺を見つめてくる。



俺は頭を抱える。



翔「いや、彼女もいないし、好きな人もいないから。それをこいつらが信じてくれなかった話だよ」



智に簡単に説明するけど、よくわからないって顔をまたしてる。





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