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こじらせた初恋

第7章 招かれざる客

智 side







相葉ちゃんがニノを紹介して欲しいと言ってきた。



智「ニノを?」



雅「うん。この前、大ちゃんといたでしょ?」



相葉ちゃんは翔くんの同僚で友達。



何ヵ月か前に、翔くんといることで会ったのが初対面。



でも翔くんの会話に数回出てきたことがあったから、会った時にすぐわかった。



だって想像通りの明るい人なんだもん。



すごい明るくて、いいやつなんだ。あんないいやつはいないよ。



優しい翔くんがそう言ってた。



だからわかってた。



会う前から絶対気が合うと思ってたんだ。



案の定、初めて会ったのにも関わらず、すぐに打ち解けた。



ああ。やっぱり思った通りなんだって。



そんな相葉ちゃんの申し出。お願いされるのは嬉しいんだけど…



智「お友達になりたいってこと?」



雅「うーん。友達っていうか…もっと仲良くなりたいってかんじかな」



智「もっと?どういう意味?」



親友になりたい。みたいな?





雅「お付き合いしたいなーって」





翔「は?」



智「マジで?」



相葉ちゃんは満面の笑みで頷く。



雅「マジマジ!大マジ!会った瞬間にこう、ビビビッ!って来たっていうか。雷が落ちたみたいになったっていうか」



相葉ちゃんがニノに会った(見た?)時のことを熱く熱弁する。



翔「は?」



翔くんはさっきから、は?しか言ってない。




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