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こじらせた初恋

第7章 招かれざる客

智 side







相葉ちゃんニノに惚れたかぁ。



ニノかわいいし、かっこいいもんな。



会社で入社以来、かっこいいし仕事できるし、告白が後を絶たなかったらしいし。



でも、片っ端から断っていったらしく、今では彼女がいるんじゃないかと、みんな一歩引くようになった。



それから、みんなの中で告白しないで見守ろう。という協定ができた。



っていうのを表向きで言ってるけど、本当の意味は、抜け駆けは許さない、勝手に告白してはいけない、という暗黙の了解ができたみたい。。



噂好きの女子が教えてくれた。



そこまでさせるニノすげーって思ったりした。



でも…





「ニノは無理なんじゃないかな?」



翔「ちょいちょい。相葉ちゃんが二宮を好きなの、そんなすぐ受け止めれるの?」



ニノに恋人はいないが、告白を断り続ける理由があった。



雅「なんで?」



翔「あなたも二宮も、男だからでしょ」



智「なんでって。恋人作らないから、ニノは」





雅「大ちゃん。ニノと付き合ってるの?」





は?





智「誰が?」



翔「おーーーーい。俺も入れてくれーい」



雅「大ちゃんが」



智「誰と?」



雅「二宮くんと」



智「誰が?」



雅「大ちゃんが」



智「誰と?」



翔「何回言わすんだよ」



俺とニノが?



智「ななんで?そんなワケないじゃん?」



え?え?なんでそんなふうに思うの?



でもそういえば、俺ら昔付き合ってるって噂になったことあったな。



そんなに、付き合ってるように見えるかな。



そりゃお互いの理解者ではあるけど…




雅「ホントにー?この前、仲良さそうにしてたじゃん」



相葉ちゃんが、俺を薄目で見てくる。



仲良さそうで付き合ってるとか、男女じゃないんだから。




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