テキストサイズ

うちの社長が酷すぎる!

第6章 突然の再会


その日は雄飛と添い寝した。
人の体温に心ごと温まり、雄飛の話をたくさん聞いて、わたしもたくさん話した。
わたしは、海叶がこの街にいたことや元カレと職場が一緒だったことも話した。
不安そうな雄飛の、少し濡れた髪をゆっくり撫でていると、雄飛は寝てしまった。

……寝顔も、相変わらず幼くて可愛い。
あっちにいた頃と、何も変わらないね。
……変わったのは、わたしだ。

思えば思うほど罪悪感を感じる。

もう抱かれた、なんて言ったら幻滅する?嫌になる?…でも、わたしは雄飛と生きる。

そう決意し直して、雄飛の胸に顔を埋めて目を閉じた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ