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うちの社長が酷すぎる!

第8章 突然のこと


もう逃げられない、と本能が叫んでいた。
ヒカルがわたしを見る目が、優しい目から獰猛な獣の目に変わったから。
…それは、いつからなのかはもうわからない。
雄飛を拒んで、他の男に抱かれようとしている。
……立派な浮気だ。

「…ごめんな、稀乃。好きだよ」

少し潤んだ声をかけられる。
前を隠していた手がどかされる。身体をちぢこませると、ヒカルに頭を撫でられる。
そして、そっと陰部に手が触れた。

「……っあ、」

触れただけなのに声が漏れる。静かで、秒針しか音のない空間にそれが響いた。

「……かわいい。もっと聞かせろよ」

そう言ってヒカルはわたしの陰部を撫で始めた。
そっと突起からなぞり、次第にクリトリスの皮をむき始めて、敏感になったそこを執拗に、優しくせめる。

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