うちの社長が酷すぎる!
第8章 突然のこと
「わたし……こんな、こんな形でヒカルに抱かれたくない…っ」
本心だった。
ヒカルのことは、嫌いじゃない。でもきっと、恋愛の好きでもない。
「………そうか」
ヒカルは指をゆっくり抜いた。
ほっとして、緊張させていた肩をほぐし、息をつく。
グッ、と下半身に違和感があった。思わず顔をしかめるような、圧迫感。
わたしはこの体験をしたことがある。
宝条社長のモノが、わたしに入ってきたときと同じ感覚。
「うっ………え?」
違和感を感じたところを見ると、ヒカルがわたしに……。
「な…………なん、で…」
2度目の、浮気セックスをした。