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うちの社長が酷すぎる!

第1章 突然の転勤

「んんっ!」

強引なキス。頑なに口を閉じていたけど、海叶の舌が侵入してきて口内を犯される。

「んっ……はぁっ、や…っん」
「…ははっ、えっろい声………」

ディープキスを繰り返されて、頭が真っ白になる。
雄飛のこともヒカルさんのことも、もう考えられなくなりそう……になったとき。


バンッ
勢いよく扉が開いた。
タオルを首からかけた、湯上りのヒカルさん。

「………てめぇ海叶!!」
ヒカルさんが、私を押し倒していた海叶に掴みかかる。

「えっ?ちょ、やめてください……!」
思わず止めにかかる。海叶は涼しい顔でヒカルさんに胸倉を掴まれていた。

焦りもしないし、抵抗もしない。
ヒカルさんの拳が海叶の頬を殴る瞬間にー…

私はヒカルさんに抱きついた。

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