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うちの社長が酷すぎる!

第3章 初めての。

翌朝。

スズメの声と、カーテンから差し込む光で目を覚ます。
「んー………」
アラームが鳴ってないということは、まだ朝5時前なんだ。
目が覚めてしまって、起き上がってベッドから降りる。

あー…
今日も会社。

「やだなぁ……」

漏れたのは、勿論本音。でもその思いのまま休めば杜山さんや他の社員に迷惑がかかる。
それを考えたらやっぱり…嫌だっていう理由で休んじゃダメだ。

「…行くか。」

朝ごはんを食べ終わって洗面所に向かい、伸びてきた髪を束ねる。
顔を冷水ですすいで、タオルで優しく拭く…。

メイクも終えてスッキリしたところで、時計を見ると…出勤時間の7時半。

ドアにしっかり鍵をかけて家を出た。

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