うちの社長が酷すぎる!
第3章 初めての。
「しかも彼だって…私のこと愛して、」
「はいはい黙れ」
「な、んっ…………」
気づいたら広いベッドの中央に座っていた。
怒りで気づけなかったけど、ここまで誘導されていたんだ…!
「ちょっ………なんでベッドに?内装チェックは…!」
「内装チェックなんて言葉だけだ。」
上着を脱ぎながらベッドに上がる宝条社長。
「え、」
「…本当の目的はお前を抱く為」
宝条社長が勝ち誇ったように笑う。
…ん?抱く?
「へ…っ!?いやいやいやいや知ってますよね!?私はまだしょ…処女で彼氏いて!」
「はぁ?知ってるよそんなん。」
やっぱり…抱くって抱き締めるとかじゃなくてセックス!?
「ごっ、ごめんなさい避けますね」
「よけんな逃げんな謝んな」
ベッドから降りようとすると腕を掴まれて戻される。