うちの社長が酷すぎる!
第3章 初めての。
「息吸ってー、吐いてー」
宝条社長の言う通りに深呼吸をする。
「もう1回吸って」
浅く息を吸う。そしてはいたとき。
「ーーーーーーッひぐぅ!?」
静かに私の中になにかが入ってくる。
太くて、大きくて、硬い何か…
「いっ………痛っ、」
「キツ…………!」
裂けるような痛みに、体をこわばらせる。
尋常じゃないほど…っ痛い………!
「あっ、やだっ、痛いぃぃ………!」
足をばたつかせると、宝条社長は私の脚を持ち上げた。
「くっ………そ、体の力…抜けって」
「いっ……痛い…!」
宝条社長の顔を見ると…顔を真っ赤にしていた。
その顔を見て…身体の力が抜けた。