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うちの社長が酷すぎる!

第4章 知ってしまった


「ふぃー、できたできた」
息をついてヒカルさんの方を見る。

「あ……」

ヒカルさんは、カウンターに肘をついたまま寝ていた。
…疲れてたのかな。私…迷惑だったよね。

出来上がったカレーとサラダをカウンターに置いて、エプロンを脱ぐ。

「ん……」

ヒカルさんから声が漏れた。
…でも目は開けない。やっぱり仕事とか疲れてるんだ。
…なのに私は自分のミスなのに迷惑かけて…

自分の分のカレーをテーブルに置いて、ストンと座る。

「…いただきます。」

一人で食べるカレーは少し辛く感じた。

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