シロタさんとクロノさん
第2章 二人はナイト
「かのんちゃんがいいって言うまでは、一緒に住まない。でもね、さっきも言ったようにオレたちはかのんちゃんの力になりたいの。涼子さんに頼まれたからじゃない、オレたちの意思でね。だから一緒にご飯食べたり、出掛けたりとかはいいかな?」
さっきとは違う強引ではない言葉に、正直ホッとしました。
「それなら大丈夫です…」
私がそう言うと、シロタさんは優しい眼差しで微笑みました。
「良かった。ありがと、かのんちゃん」
「…//」
シロタさんの笑顔は素敵すぎて戸惑ってしまいます。白髪でしかも瞳の色がブルーなので、まるで王子様のようで…。
でも私の気持ちをちゃんと汲み取ってくれて嬉しいです。
「あ、でもシロタさんたちはどこに…」
「大丈夫、オレたちのことは心配しないで」
「…すみません…」
申し訳なくて私が俯くと、シロタさんがまた私の頭に手を置きました。
「じゃあ今日は鍋パーティーだね」
「えっ、真夏なのにですか?」
「そう、真夏だからこそ」
私とシロタさんが玄関に行くと、クロノさんが靴を履いて待っていました。
そして開口一番「和菓子も買うからな」と。
「クロノさん、和菓子が好きなんですね!」
意外です、と言おうとして慌てて口を押さえました。
「ははっ。クロノはね、見かけによらず甘い物が好きなんだよ」
クロノさんはまたムスッとしてますが、そういうのを聞いたらなんだかクロノさんが可愛く見えてきました。
「それなら、スーパーでおいしい水まんじゅうが売ってるので買いますか?」
「水まんじゅう、うまそうだ」
クロノさんの顔が緩みました。
「ふふっ」
思わず笑みがこぼれると、
「やっと笑ってくれた。笑った方が可愛いよ、かのんちゃんは」
「えっ…//」
シロタさんがサラリと恥ずかしいことを言うので、私の顔が熱くなってきました。
シロタさんは本当、王子様みたいです。
白いスーツを着ているせいかもしれませんが…。
一緒に住んだら、たぶん私の心臓がもちません。
さっきとは違う強引ではない言葉に、正直ホッとしました。
「それなら大丈夫です…」
私がそう言うと、シロタさんは優しい眼差しで微笑みました。
「良かった。ありがと、かのんちゃん」
「…//」
シロタさんの笑顔は素敵すぎて戸惑ってしまいます。白髪でしかも瞳の色がブルーなので、まるで王子様のようで…。
でも私の気持ちをちゃんと汲み取ってくれて嬉しいです。
「あ、でもシロタさんたちはどこに…」
「大丈夫、オレたちのことは心配しないで」
「…すみません…」
申し訳なくて私が俯くと、シロタさんがまた私の頭に手を置きました。
「じゃあ今日は鍋パーティーだね」
「えっ、真夏なのにですか?」
「そう、真夏だからこそ」
私とシロタさんが玄関に行くと、クロノさんが靴を履いて待っていました。
そして開口一番「和菓子も買うからな」と。
「クロノさん、和菓子が好きなんですね!」
意外です、と言おうとして慌てて口を押さえました。
「ははっ。クロノはね、見かけによらず甘い物が好きなんだよ」
クロノさんはまたムスッとしてますが、そういうのを聞いたらなんだかクロノさんが可愛く見えてきました。
「それなら、スーパーでおいしい水まんじゅうが売ってるので買いますか?」
「水まんじゅう、うまそうだ」
クロノさんの顔が緩みました。
「ふふっ」
思わず笑みがこぼれると、
「やっと笑ってくれた。笑った方が可愛いよ、かのんちゃんは」
「えっ…//」
シロタさんがサラリと恥ずかしいことを言うので、私の顔が熱くなってきました。
シロタさんは本当、王子様みたいです。
白いスーツを着ているせいかもしれませんが…。
一緒に住んだら、たぶん私の心臓がもちません。