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アホエロ小説

第3章 兄と弟の不純同性交友?

俺を守ってくれたあの小さな背中はいつしか俺をゆうに抜いて、今じゃ立派に女の子を守る男の背中だ。



兄弟仲は悪くないと思う。



でも明らかに話しかけられる回数は減った。




家でも学校でも隆の声を聞くのはいつも女の子のこと。




それでいつしか気付いた。




あぁ、俺は隆の隣にいる女の子たちに嫉妬してるんだ、って。







いつからか、俺は隆のことを好きになってた。


けど絶対に叶わないって知ってるから、この気持ちは誰にも言わない。


女の子の隣を歩いて普通に過ごす、そんな隆の幸せを壊したくはない。




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