アホエロ小説
第3章 兄と弟の不純同性交友?
だから、どれだけ女の子の隣にいて欲しくなくたって、彼女という存在が隆にできて胸が苦しくなったって俺はいい兄貴らしく隆の幸せを願ってやるつもりだ。
昔は2人で一緒に通った家への道を今は一人で歩くのが普通になった。生徒会で少し遅くなったが、いつも通りただいまの言葉とともに玄関を開けると途端にカレーのいい匂いが鼻をくすぐる。前の、母親と思っていいのかも微妙だったあの人がいたときはこんな風に家に帰ってくるのがあったかく感じることもいい匂いが俺を迎えてくれることもなかったけど、今は.....
「あら、おかえり環くん!!」
パタパタと居間に続く廊下の奥から愛用のピンクのスリッパの音を立てて現れたのは今のお母さんの深雪さん。
綺麗な黒髪を揺らして毎日俺が帰ってくると必ずおかえりと出迎えてくれるのだ。
「いい匂い、カレーつくったの?」
「そうよー!環くん好きでしょ??」
「うん、お母さんのカレー大好き。」
「もー本当いい子!!隆なんて一言も言ってくれないんだから!!あら?そういえば隆は??」
「また遅くなるって。」
「あんのクソガキ!!帰ったら覚えてなさい!!」
おしとやかな見た目に反して意外に怒ると怖い深雪さんに思わず苦笑する。
昔は2人で一緒に通った家への道を今は一人で歩くのが普通になった。生徒会で少し遅くなったが、いつも通りただいまの言葉とともに玄関を開けると途端にカレーのいい匂いが鼻をくすぐる。前の、母親と思っていいのかも微妙だったあの人がいたときはこんな風に家に帰ってくるのがあったかく感じることもいい匂いが俺を迎えてくれることもなかったけど、今は.....
「あら、おかえり環くん!!」
パタパタと居間に続く廊下の奥から愛用のピンクのスリッパの音を立てて現れたのは今のお母さんの深雪さん。
綺麗な黒髪を揺らして毎日俺が帰ってくると必ずおかえりと出迎えてくれるのだ。
「いい匂い、カレーつくったの?」
「そうよー!環くん好きでしょ??」
「うん、お母さんのカレー大好き。」
「もー本当いい子!!隆なんて一言も言ってくれないんだから!!あら?そういえば隆は??」
「また遅くなるって。」
「あんのクソガキ!!帰ったら覚えてなさい!!」
おしとやかな見た目に反して意外に怒ると怖い深雪さんに思わず苦笑する。