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アホエロ小説

第1章 引っ掛けたら後悔しました。

情けなく絞り出された声は思ったよりも上ずった。



「お怪我はありませんか?」


「あ、はぃ。大丈夫、です....」



その男の美しさに目を奪われて語尾が困ったように小さくなる。


全てを吸い込むような果てしない青空のようにキラキラと輝く瞳から目が離せない。


桐野の大丈夫という言葉を聞いてそのうつくしい瞳が細められた。


「よかった。」


再び体に響く甘い声がおち、その男の体が桐野からスルリと離れる。



「お気をつけて。」


男が軽く一礼すると、前にハラリと数本の髪の毛が流れる。
それがかかった目元が最高にセクシーでエッチで......








やばい、体が熱い.....






もともと酒を飲んでいた体だ。衝撃的な出会いに興奮をしたのか、俺はその場で気を失った。

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