
僕らの歪な経験値
第2章 齧る
翔 side
雅紀と二宮が打ち解けてから、俺ら4人は仲良くなるのが早かった。
一緒に昼飯食ったり、一緒に放課後遊びに行ったり。
ほとんど4人で行動していた。
俺の手伝いをしてくれてるだけの関係のはずなのに、もう友達というか。
親友というか。
4人でいるのが楽しかったんだ。
だけど、4人でいればいる程、少しづつ変化する心に気づいていた。
高校生らしくゲーセンによく行っていた。
俺はユーフォーキャッチャーが好きでよくやってた。
翔「この角度からしたらあそこに引っ掛ければ取れるはず……バーの角度を考えると……」
智「何ぶつぶつ言ってるの?」
ぶつぶつ言いながらどうすれば取れるか計算をしていたら大野が声をかけてきた。
既にこのぬいぐるみを取れず5000円使っていた。
智「俺にやらせて」
大野に場所を変わるとなんと一発で取った!
智「やったぜ!」
なんでだ!俺には全然取れないのになんで大野に取れるんだ!
智「はいっ!どうぞ」
ふわふわのぬいぐるみを取って俺にくれた。
智「櫻井くんは頭いいのに不器用だよね」
そのふにゃんとした笑顔に動機が激しくなった。
その笑顔だけが輝いて見えた。
どんどんとその笑顔の輝きを増してる。
心臓を抱えていると大野が心配してくれていた。
智「櫻井くん大丈夫?救急車呼ぶ?」
どうしちゃったんだ、俺。
病気なのか、俺。
雅紀と二宮が打ち解けてから、俺ら4人は仲良くなるのが早かった。
一緒に昼飯食ったり、一緒に放課後遊びに行ったり。
ほとんど4人で行動していた。
俺の手伝いをしてくれてるだけの関係のはずなのに、もう友達というか。
親友というか。
4人でいるのが楽しかったんだ。
だけど、4人でいればいる程、少しづつ変化する心に気づいていた。
高校生らしくゲーセンによく行っていた。
俺はユーフォーキャッチャーが好きでよくやってた。
翔「この角度からしたらあそこに引っ掛ければ取れるはず……バーの角度を考えると……」
智「何ぶつぶつ言ってるの?」
ぶつぶつ言いながらどうすれば取れるか計算をしていたら大野が声をかけてきた。
既にこのぬいぐるみを取れず5000円使っていた。
智「俺にやらせて」
大野に場所を変わるとなんと一発で取った!
智「やったぜ!」
なんでだ!俺には全然取れないのになんで大野に取れるんだ!
智「はいっ!どうぞ」
ふわふわのぬいぐるみを取って俺にくれた。
智「櫻井くんは頭いいのに不器用だよね」
そのふにゃんとした笑顔に動機が激しくなった。
その笑顔だけが輝いて見えた。
どんどんとその笑顔の輝きを増してる。
心臓を抱えていると大野が心配してくれていた。
智「櫻井くん大丈夫?救急車呼ぶ?」
どうしちゃったんだ、俺。
病気なのか、俺。
