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僕らの歪な経験値

第3章 中る

翔 side







智「どうぞ」



案内にされた部屋は意外にも片付いていた。



智「意外にってなに」笑



何でもかんでも適当にしてるから、部屋はすごい散らかってんのかと思ってた。



慌てて片付けたという風でもなく、生活感の無い部屋だった。



ここで大野が生活してんだと思ったら興奮するな!






智「櫻井くん、これ…」



差し出されたものは、いつもくれてる折り紙だった。



翔「四つ葉のクローバーじゃん!」



くすぐったい!



心がくすぐったいぜ!



心がくすぐったくて嬉しいぜ!



智「今日持って行こうと思ってたんだけど、忘れちゃってて…」



かわいい。



かわいいよ、大野。



翔「こんな折り方あるんだな」



いつももらってるのに、直接もらったのは初めてだった。



しかも大野の部屋で、大野から手渡し。



やばい!興奮するぜ!



智「でね。知ってる?四つ葉のクローバーの花こ…うわっ!」



俺は大野をベッドに押し倒していた。



そのままキスした。。



智「ちょっと待って!……んっ、まだ話の途中…」



大野が何か言っていたけど、興奮が抑えられなかった。





そのまま大野を激しく抱いた。







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