
僕らの歪な経験値
第3章 中る
翔 side
大野の部屋で興奮したものの、大野と二宮は相変わらず仲が良かった。
ひそひそ話をしているようで、顔が近かった。
ふん。気にしないもんね。
俺折り紙もらってるもんね!
セックスだってしてるんだから!
背中にホクロがあるのだって知ってるんだから!
だから気にしない!
気にしないけど…
顔近すぎやしないかい!
ギロギロと睨んでいると、大野と目があってにへらと笑ってくれた。
ドキドキさせんじゃない!
翔「ちょっと待て」
ニ「なに?」
翔「話がある」
ニ「俺早く帰りたいんだけど」
ゲームだろ、どうせ。
いや、人の趣味は自由だ。
翔「すぐ終わる」
放課後、そそくさと帰ろうとする二宮を呼び止めた。
めんどくさそうに二宮は話を聞いてくれた。
翔「最近、大野と話し込んでるけど、何話してんだ?」
ニ「はあ?そんなの言えるはずないでしょ?」
そりゃそうだ!
ここで簡単に話してくれるとは思っていない。
大野の秘密を簡単に話す奴なんか、ぶっとばしてやる!
ここは俺の想定内だ。
翔「ゲーム買ってやるから。あなたがやってるやつ、もうすぐ新作出るでしょ?」
ニ「子供かよ!俺、口堅い方なんだけど」
翔「頼む!頼むよ!本体も買うから!」
大野の部屋で興奮したものの、大野と二宮は相変わらず仲が良かった。
ひそひそ話をしているようで、顔が近かった。
ふん。気にしないもんね。
俺折り紙もらってるもんね!
セックスだってしてるんだから!
背中にホクロがあるのだって知ってるんだから!
だから気にしない!
気にしないけど…
顔近すぎやしないかい!
ギロギロと睨んでいると、大野と目があってにへらと笑ってくれた。
ドキドキさせんじゃない!
翔「ちょっと待て」
ニ「なに?」
翔「話がある」
ニ「俺早く帰りたいんだけど」
ゲームだろ、どうせ。
いや、人の趣味は自由だ。
翔「すぐ終わる」
放課後、そそくさと帰ろうとする二宮を呼び止めた。
めんどくさそうに二宮は話を聞いてくれた。
翔「最近、大野と話し込んでるけど、何話してんだ?」
ニ「はあ?そんなの言えるはずないでしょ?」
そりゃそうだ!
ここで簡単に話してくれるとは思っていない。
大野の秘密を簡単に話す奴なんか、ぶっとばしてやる!
ここは俺の想定内だ。
翔「ゲーム買ってやるから。あなたがやってるやつ、もうすぐ新作出るでしょ?」
ニ「子供かよ!俺、口堅い方なんだけど」
翔「頼む!頼むよ!本体も買うから!」
