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僕らの歪な経験値

第4章 ズレる

翔 side







大野が俺の上でゆらゆら揺れてる。



落とした腰を上手に動かしてる。



智「はあ…はあ…」



俺は大野の腰を持って思いっきり突き上げる。



すると大野は大きくのけぞって、嬌声をあげる。



その声を抑えるように自身の口を自分の手で塞ぐ。



翔「声聞かせて」



大野は横に首を振る。



我慢できない俺は、体を起こし、大野をベッドに寝かせた。



そして腰を思いっきりぶつけた。



また大きくのけぞった。



それでも口を押さえるから、その手を取ってキスをした。









翔「声出すの嫌なの?」



事が終わると大野はさっさと服を着ていた。



智「え?俺声出してるじゃん」



口元を手を当ててることを言うと、うるさいからだと答える。



智「声出すのが嫌な訳じゃないよ」



そう言うとニッコリ笑ってキスしてくる。






大野が最近おかしい。



あんなに性に奔放だったのに、声出すのを嫌がる。



シャツを脱ごうとしない。



いつも裸になってたのに。



脱がせようと捲ると、手を押さえてくる。



終わるとすぐに服を着る。



以前は、早く着ろと言っても着ないまま部屋をうろついていた。



どうしたんだと言っても、服着ろって言ったのは櫻井くんじゃん、と一辺倒だ。







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