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僕らの歪な経験値

第1章 入学する

翔 side







始めのHRでクラス委員が決められた。



まだどんな人間がいるかわからないので、成績で決められて。



そして自動的に俺になった訳だが…







それから始まった地獄…



やれ委員会だ、委員会議だ、部活問題だ、クラス発表だ!



全部俺!!!!



決めるのはぜーーーーーーーんぶ俺!!



何もかも全部俺に話が来るので、全部俺が支持を出さなきゃいけない!



入学1週間で発狂しそうだ!!






何やら。



この学校は生徒にいろんな選択をさせ。



自主性と社会性を身に着けるとかなんとか…




とにかく生徒に問題を押し付けてるんだこの学校は!



ふざけんな!







最初は雅紀に手伝ってもらってたんだ。



でもアイツもアイツで忙しいらしく。



バスケ部で既にエースとか言われてて。



部活でいろいろやらされてるみたいだ。



雅「ごめんしょーちゃん!部活の先輩に呼ばれちゃって!」



そう言われたら、そっち行ってくれとしか言えない。



雅紀は性格も良くて面倒見もいい。



そんな部分を知れば、そりゃ頼りたくなるわな。






と、雅紀のことを褒めても仕事は終わらない。



社会人でもないのに委員会のやることを『仕事』だと言ってしまう俺を誰か助けて。







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