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僕らの歪な経験値

第5章 稽える

智 side







翔「俺の言うことを聞け」



智「え?」



翔「さっきの!黙ってて欲しかったら俺の言うことを聞け!」



智「ふふふ」



翔「何笑ってんだ!」



だってすごい緊張してるの伝わるんだもん!



体がプルプルしてる。



可愛くてつい笑っちゃった。



本当に俺を脅してるの?



智「何すればいいの?」



どうしても笑っちゃうから口を隠した。



翔「俺の家に来い!」



智「櫻井くんち行ったことないから嬉しい!」



そう言うと櫻井くんは顔を真っ赤にしてた。



翔「遊びに来るんじゃないんだぞ!」











櫻井くんちに行って俺らはエッチをした。



その後も櫻井くんは、俺が自由にしてたのをちょこちょこ怒ってた気がするけど、忘れちゃった。



やたら俺を触る手が繊細だったのは覚えてるけど。









俺はその後、櫻井くんとのエッチにはまった。



ケツって気持ちいんだって思ったら止まんなかった。



櫻井くんもよかったみたいで、よく俺を誘ってくれた。



最初から脅しなんて関係なかった。









俺の気持ちが変わってきたのはそのすぐ後。



放課後、櫻井くんと2人でクラス委員の作業をしている時だ。



時間も忘れて作業をしていると、やたら眩しくなった。



外を見ると夕日が山に消えていく途中だった。



俺らはそれを窓際で見てた。







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