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智　side







ニ「嬉しい時、何か話したくなるでしょ？」



智「なるかも」



ニ「じゃ、恋でっせ」



智「恋でっせかー」



ニ「でっせは言わなくていいのよ」



これが恋なのか。



ドキドキ。



智「じゃ、望み薄しでっせかも」



ニ「その子、彼氏いるのでっせ？」



彼氏はいない。



彼女もいない、と思う。



わかるんだ。



彼女いたら、あんなことしないっていう誠実さがある。



智「彼女いないけど。もう何回もやっちゃったでっせ」



ニ「えっ？えっ？もうやっちゃったって？えっ？ってか彼女？」



あっ！彼女じゃなかった！



智「間違えた！彼氏彼氏！俺が彼氏になりたかったから！」



彼氏になりたいとか、口にしたら恥ずかしいな。



ニ「いやそれより！やっちゃったって何？もしかして…」



智「エッチしちゃった。ってかしちゃってる。現在進行形」



ニ「まぁじぃでぇーーーー？」



ニノの声が教室中に響き渡って注目あびちゃった。



智「だからね。望み薄いと思うんだ」



ニ「意外なんですけど！」



智「俺どうしたらいいと思う？」



ニ「超意外なんですけど！！」



ニノがあんまりに驚いて、なかなか話を進めることができなかった。









ニ「相手の家でばっかりなんだ」



智「そうだね。会うのはその人の部屋だけ」



ニノが落ち着いてから、櫻井くんのことを相談してた。