僕らの歪な経験値
第6章 好る
智 side
翔は、はあとため息を吐いた。
ため息吐くと幸せが逃げるんだぞ。
翔「じゃ、二宮とキスしたのは俺と別れたいわけじゃないってことね?」
智「もっちろん!俺が別れたいなんて言うはずないじゃん!」
翔「なんだよー!」
翔は呆れたようにベッドに横になった。
翔「俺は別れたくないんだけど」
俺の方に向き直り、ほっぺたをつんつんされた。
智「でも…」
翔「いつか俺が女の子の方がいいって言うかもしれないから今別れたいの?」
だって怖い。
今の幸せがずっと続くとは思ってないけど。
でも、傷つく前に…
翔「一緒にいようよ。未来なんてどうでもいいからさ」
智「どうでもいいって…」
翔「ね?そうしよ?」
智「……らしくない」
先のこと考えないなんて翔らしくない。
いつも休みの日とかぎっちり計画たててるのに。
翔「だってそう言わないと別れるとか言うんでしょ?だったらいいよ。未来のことなんて考えなくて」
智「翔…」
翔「だからこれからも俺と付き合ってよ。まだまだ智にべた惚れみたいだからさ」
智「いいの?」
いつの間にか止まっていた涙が再び溢れてきた。
翔「いいも何も。智も俺のこと好きなら別れる必要なんてなくない?」
別れる必要、ないのかな。
ないのか!
俺は翔が好きで、翔も俺が好きで。
だから別れる必要ないのか!
なんだ!
簡単なことだったんだ!
翔は、はあとため息を吐いた。
ため息吐くと幸せが逃げるんだぞ。
翔「じゃ、二宮とキスしたのは俺と別れたいわけじゃないってことね?」
智「もっちろん!俺が別れたいなんて言うはずないじゃん!」
翔「なんだよー!」
翔は呆れたようにベッドに横になった。
翔「俺は別れたくないんだけど」
俺の方に向き直り、ほっぺたをつんつんされた。
智「でも…」
翔「いつか俺が女の子の方がいいって言うかもしれないから今別れたいの?」
だって怖い。
今の幸せがずっと続くとは思ってないけど。
でも、傷つく前に…
翔「一緒にいようよ。未来なんてどうでもいいからさ」
智「どうでもいいって…」
翔「ね?そうしよ?」
智「……らしくない」
先のこと考えないなんて翔らしくない。
いつも休みの日とかぎっちり計画たててるのに。
翔「だってそう言わないと別れるとか言うんでしょ?だったらいいよ。未来のことなんて考えなくて」
智「翔…」
翔「だからこれからも俺と付き合ってよ。まだまだ智にべた惚れみたいだからさ」
智「いいの?」
いつの間にか止まっていた涙が再び溢れてきた。
翔「いいも何も。智も俺のこと好きなら別れる必要なんてなくない?」
別れる必要、ないのかな。
ないのか!
俺は翔が好きで、翔も俺が好きで。
だから別れる必要ないのか!
なんだ!
簡単なことだったんだ!