僕らの歪な経験値
第1章 入学する
翔 side
くそー。どうしたら。
あ、そうだ!
翔「俺が頼むだけじゃアレだし。二宮くんが欲しいものとかある?それをなんとかするから」
たいして仲良くないクラスメートに損得無しで動いてくれないだろう。
だったらお互いにいい方向に向くようにするまでだ。
それを聞くと二宮の手がピタリと止まった。
いけるか?
いけるのか?
翔「な?悪い話じゃないと思うんだけど」
すると二宮はすーっと顔を上げて、後ろの席へ目線を向けた。
そこには机に突っ伏して寝ている男が1人…
ニ「大野さん…」
二宮はその男の頭をコンコンとノックした。
智「……ん…」
その男は大野と言い、顔を上げると髪はボサボサ。
本気で寝ていたらしく、声がガラガラだった。
智「帰んの?」
ニ「いや、コイツがなんか手伝ってほしいって」
大野とやらはコチラをちらっと見ると二宮に目線を戻した。
智「手伝ったら?」
ニ「大野さんやる?」
翔「ちょっと待って。俺はあなたに手伝ってほしんだよ」
大野には頼んでない。
二宮にだけ頼んでるんですけど!
ニ「条件がある。一つは今度発売のゲームを買ってくれること」
翔「一つは?まだあんのかよ?」
ニ「二つ目は大野さんが手伝うって言ったら手伝う!以上!」
以上!って。
なんだよその条件とやらは。
くそー。どうしたら。
あ、そうだ!
翔「俺が頼むだけじゃアレだし。二宮くんが欲しいものとかある?それをなんとかするから」
たいして仲良くないクラスメートに損得無しで動いてくれないだろう。
だったらお互いにいい方向に向くようにするまでだ。
それを聞くと二宮の手がピタリと止まった。
いけるか?
いけるのか?
翔「な?悪い話じゃないと思うんだけど」
すると二宮はすーっと顔を上げて、後ろの席へ目線を向けた。
そこには机に突っ伏して寝ている男が1人…
ニ「大野さん…」
二宮はその男の頭をコンコンとノックした。
智「……ん…」
その男は大野と言い、顔を上げると髪はボサボサ。
本気で寝ていたらしく、声がガラガラだった。
智「帰んの?」
ニ「いや、コイツがなんか手伝ってほしいって」
大野とやらはコチラをちらっと見ると二宮に目線を戻した。
智「手伝ったら?」
ニ「大野さんやる?」
翔「ちょっと待って。俺はあなたに手伝ってほしんだよ」
大野には頼んでない。
二宮にだけ頼んでるんですけど!
ニ「条件がある。一つは今度発売のゲームを買ってくれること」
翔「一つは?まだあんのかよ?」
ニ「二つ目は大野さんが手伝うって言ったら手伝う!以上!」
以上!って。
なんだよその条件とやらは。