僕らの歪な経験値
第8章 変わる
和也 side
そんなこんなで、その瞬間にね。
ありえないことが起こったんだ。
和「ジュースちょうだ………んんっ!」
オレンジジュースを飲み干したのでおかわりを要求しようとしたんだ。
したら、顎をグイと掴まれて上に向かされた。
ありえない程、アホの顔が近づいてきたと思ったら、唇に何か、触れた。
和「えっ?な、何?」
何が起きたの?
もしかして…。
………………キス?
キスされた?今。
今、キスされたの?
キスというより、唇を強く押し付けられた感じだったけど。
和「は?え?」
顎を掴まれたまま、……痛い。
近くにある顔が俺を見つめたまま、離してくれない。
ワケわからん。
その顎を掴んだ手を振り払うと自分の荷物に手を伸ばした。
和「……帰るわ…お前も溜まってんなら別でお願い……わっ!」
言い終わる前に、荷物に手が届く前に、再び顎を掴まれる。
今度ははっきりと噛みつくように唇を奪われる。
和「んんんんっ……やめっ…」
今度は顎と頭をガッチリホールドされる。
アホの舌が俺の中に入ってくる。
何考えてんだ、コイツ。
さっき大野さんとしたキスと全然違う。
強引だったけど、優しさがあった。
少しの愛を感じた。
だけど、今は。
乱暴で優しさのカケラも無い。
何もかも奪われる、キス。
雅「…誰のこと考えてんの?」
そんなこんなで、その瞬間にね。
ありえないことが起こったんだ。
和「ジュースちょうだ………んんっ!」
オレンジジュースを飲み干したのでおかわりを要求しようとしたんだ。
したら、顎をグイと掴まれて上に向かされた。
ありえない程、アホの顔が近づいてきたと思ったら、唇に何か、触れた。
和「えっ?な、何?」
何が起きたの?
もしかして…。
………………キス?
キスされた?今。
今、キスされたの?
キスというより、唇を強く押し付けられた感じだったけど。
和「は?え?」
顎を掴まれたまま、……痛い。
近くにある顔が俺を見つめたまま、離してくれない。
ワケわからん。
その顎を掴んだ手を振り払うと自分の荷物に手を伸ばした。
和「……帰るわ…お前も溜まってんなら別でお願い……わっ!」
言い終わる前に、荷物に手が届く前に、再び顎を掴まれる。
今度ははっきりと噛みつくように唇を奪われる。
和「んんんんっ……やめっ…」
今度は顎と頭をガッチリホールドされる。
アホの舌が俺の中に入ってくる。
何考えてんだ、コイツ。
さっき大野さんとしたキスと全然違う。
強引だったけど、優しさがあった。
少しの愛を感じた。
だけど、今は。
乱暴で優しさのカケラも無い。
何もかも奪われる、キス。
雅「…誰のこと考えてんの?」