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僕らの歪な経験値

第9章 続ける

和也 side







和「うわっ!」



あのベッドが視界に入るとドキっとした。



すかさずそこへ放り投げられる。



すぐに、アホは俺に馬乗りになり両腕を押さえつけられた。



雅「…いいよね?」









前のように戻りたいって思ってたのは。









俺だけだったんだ。














和「いやだっ!……絶対、いやっ………やめろっ!」



激しい抵抗も虚しく、手近にあったタオルで両腕を縛られる。



和「なっ!……解けよっ!解けっ!……さわっ…なっ!」



雅「…暴れても無駄だよ」



いつも騒いでるノー天気のアホはいなくて。



冷静に俺を押さえつけて、俺の抵抗が止むのを待ってる男。







なんでなんでなんで。



俺がこんな目に合わなきゃいけないんだ。



















あれから、バカは俺の体をしきりに求めてくるようになった。



逃げたくてたまらなかったけど、帰りは俺の腕を取り、ずんずんとアホの家に向かってて逃げられなかった。






電車では繋いだ手はよく、アホの体の後ろに隠してた。



腕には縛られた痕が残ってる。



俺が暴れるから、最近はずっと用意されてるタオルで縛られる。



あまりにも嫌で先に帰った時があった。



その次の日はとてもひどくされた。








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