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君と見たあの星

第2章 10年前の七夕



その後、俺はその新しく来るお友達の事がばかり気になり泣くのをいつの間にか忘れワクワクという気分に変わった。


「どんな子が来るのー?」

何度も同じ質問を先生に聞く。


『もう直ぐ来るから来てからのお楽しみ、さぁ…お椅子に座って待ってて』


椅子に誘導され素直に座ると同時に小さい教室の扉が開いた。


『…こんにちは』


小さな小さな控え目の声で女の子がお母さんと一緒に入ってきた。


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