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好きにしていいよ

第4章 再開





今日の仕事の相手は、油こっい中年のおっさんだった。

激しくピストン運動するたびに、波打つように出っ張った腹が揺れる。




「…ぁ…あんっ!!」




全然気持ち良くないし、

不感症になったと思うくらいに、何も感じなかった。

顔が近づくたびに、ヤニくさい加齢臭のような臭い。

………気持ち悪い。




「あぁ!やぁあんっ!らめぇ…イッちゃうぅ!!」




我ながら、わざとらしい演技に反吐がでそうだ。




「好きだ…」
お決まりの安ぽっい台詞。

アイツだったら、もっと情熱的で、

同じ台詞でも相手が違ったら、捉え方が全然違うんだ。




『お前のことが…好きだ…』




ズクンと、下半身が熱を帯びた。

アイツの声を思い出しただけで、身体が熱くなる。




「んあっ!あっ!ああぁっ…!!」




自分でも後孔が、キュと締まったのが分かった。

勢いよく精液が飛び散り、

それに続いて、男優もナカに迸りを注いだ。

快感の余韻で、身体がビクビクと震える。




…ありえねぇ

アイツの顔が頭に浮かんで、イッてしまうなんて。








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