好きにしていいよ
第4章 再開
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「君て僕のことが、好きなんでしょ」
頭をハンマーで殴られたような衝撃が起きる。
振り向いたら今日の撮影相手の男優が、ニヤニヤしながら俺を見ていた。
撮影も無事に終わり、帰ろうとしてるとこを待ち伏せしていたのだろう。
「何を勘違いしてるんですか?
俺は…あんたのことなんて…なんとも思ってないっ…!!」
「だって…仕事とはいえどもねぇ…
凄く気持ち良さそうに喘いでたし、それに好きだて言ったら、君のお尻の穴がキュッて締まったんだよ?」
「はあぁ――!?
勝手に勘違いすんなっ!クソオヤジ!!」
「自分の気持ちに、気づいてないんだねぇ…僕が分からせてあげるよ」
全身に鳥肌が立って、寒気がする。
今まで仕事をしてて、こんな気持ち悪い男優には出会ったことはない。
ねっとりと絡みつく視線に、思わず目を背けた。
「離せよ…っ」
思ったよりも握る手が力強くて、振りほどけない。
「可愛いなぁ…ずっと…君みたいな子と…付き合いたいと思ってたんだよ…」
ハアハアと吐く荒い息づかい。
こんな奴と仕事だと分かっていても、身体を繋げたと思うと無性に腹が立立つ。
怒りの矛先は、マネージャーにも向けられた。
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「君て僕のことが、好きなんでしょ」
頭をハンマーで殴られたような衝撃が起きる。
振り向いたら今日の撮影相手の男優が、ニヤニヤしながら俺を見ていた。
撮影も無事に終わり、帰ろうとしてるとこを待ち伏せしていたのだろう。
「何を勘違いしてるんですか?
俺は…あんたのことなんて…なんとも思ってないっ…!!」
「だって…仕事とはいえどもねぇ…
凄く気持ち良さそうに喘いでたし、それに好きだて言ったら、君のお尻の穴がキュッて締まったんだよ?」
「はあぁ――!?
勝手に勘違いすんなっ!クソオヤジ!!」
「自分の気持ちに、気づいてないんだねぇ…僕が分からせてあげるよ」
全身に鳥肌が立って、寒気がする。
今まで仕事をしてて、こんな気持ち悪い男優には出会ったことはない。
ねっとりと絡みつく視線に、思わず目を背けた。
「離せよ…っ」
思ったよりも握る手が力強くて、振りほどけない。
「可愛いなぁ…ずっと…君みたいな子と…付き合いたいと思ってたんだよ…」
ハアハアと吐く荒い息づかい。
こんな奴と仕事だと分かっていても、身体を繋げたと思うと無性に腹が立立つ。
怒りの矛先は、マネージャーにも向けられた。
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