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好きにしていいよ

第6章 初めての媚薬






「すごいエッチだね…ゆうちゃん…」




そう言った瞳はギラギラしてて、完全に雄の顔をしている。

後ろから包み込むように抱かれて、あぐらをかいた樋口大貴の膝の上に座らされた。



「いやぁ…見ないで…っ」




紐で括られた足は大きく開き、反り勃った欲望は、恥ずかしいくらいにダラダラと透明な液が零れ落ちていた。

再び挿入されて、狂いそうなほどの強い快感が襲ってくる。




「ゆうちゃんと繋がってるのが…よく見えるよ…」

「あっ…ぁあん!やらっ…ああっ!!」

「ほら、ちゃんと見て…」




鏡には俺と樋口大貴が写っていて、あまりの恥ずかしさに顔を背ける。

目を逸らしたいのに、無理矢理顔を掴まれてそうすることもできない。




「やぁっ…恥ずかし…」

「ゆうちゃんの良いところ…いっぱい突いてあげる」

「んああっ!!やああぁぁ…!!」




ガタガタと軋むベッド。

熱くて硬い樋口大貴のものが、的確に俺の良いところを狙って何度も擦りあげた。

グチャグチャと音を鳴らしながら、繋がった部分が鏡に写しだされる。




「あっ…ぁあん!!もうっ…らめっっ…壊れちゃう!!あああっ…あっ!あっ!」


「んっ…はぁ…もっと乱れてよ…」




樋口大貴の声があまりにもエロくて、ドキンと心臓が高鳴る。

下からの激しい突き上げに、気が狂いそうだった。




「やああんっ…!!あっ!ああっ!!もうっ…イキたいっ!ああんっ!!」




俺の欲望は樋口大貴の手によって塞がれていて、イケない苦しさに涙が滲んだ。




「っは…好きだ…ゆうちゃん…」




もう意識が朦朧としていた俺には、樋口大貴の声は耳に入らなかった。

だけど薄らいでいく意識の中で、

俺を見つめる樋口大貴の顔が、とても優しい目をしてたんだ…




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