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好きにしていいよ

第9章 告白






ドキドキし過ぎて、心臓が持ちそうにない。

バサバサと聞こえる服の擦れる音。

引き締まった身体。

久しぶりに見た黒谷敦史の裸体は均整が取れて、見惚れるくらい美しかった。




『あっ…っっ…あぁん!!』




テレビ画面では、尻に欲望を突っ込まれた俺が盛大に喘いでいる。

結合部分がよく見えるように大きく足を広げさせられ、

抜き差しが繰り返される度に、グチャグチャと卑猥な音が鳴り響いていた。




「気持ち良さそうだな…」




頬がカッと熱くなる。

初めて見る自分が乱れる姿に、間違いなく俺は興奮していた。




「んっ、ぁあっ…っ」




胸の突起を押し潰され、

黒谷敦史は俺の目を見ながら、ゆっくりと乳首に舌を這わせた。

執拗にそこだけを攻め立てられ、物足りなさに腰が揺れる。




「いや…っ…そこばかり…っ」

「俺にどうして欲しいんだ……?言ってみろよ」




意地悪そうに黒谷敦史が、ニヤリと笑う。




「…っ…お願い…ここ触って…」




黒谷敦史の腰に、昴ぶった欲望を押しつける。

羞恥心より快感の方が上回って、何も考えられなくなっていた。




「自分が、今…どんな顔してるか分かるか?」

「はぁ…ぁんっ、なに…?」

「そんな顔…もう他の男に見せるな…」

「ああっ…っ!あっ!あぁっっ!」




待ち焦がれた刺激に身体が弓なりになる。

熱を持ったふたつの欲望が重なり合い、黒谷敦史の手に包まれていた。




「んっ…ぁん…それ…気持ち…いいっっ…」




どちらかもなく濡れた欲望が、クチュクチュと音を奏でる。

忙しく黒谷敦史の手が動き、

尻の割れ目をなぞって後孔に差し込まれる指に、ビクリと身体が揺れる。




「あっ…っ!ぁあん…っっ」



ゆったりとした動きから擦りあげる速度が増して、後孔に埋め込まれた指が前立腺に触れた。


的確に俺の良いところを狙いさだめて、


あまりに強い快感に、頭が真っ白になりそうになる。




「やあっ…っ…あぁ!イッ、ちゃうっ…あぁん…っっ!!」

「…っ…イケよ」




白液が飛び散り、痙攣したように身体がビクビク震える。

収縮する後孔。

埋め込まれた指を、締めつけるのが自分でも分かった。




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