月明かりの追憶
第6章 仲間という絆
兄「そう睨みつけるな取って喰うわけじゃないんだからさ」
弟「そうそう、ここへ来ちゃったら逃げる事は出来ないんだし」
横「くっ、俺をどうする気?」
兄「今に分かる、フッ」
と、兄貴とかいう奴が妖しく笑い。
魔物ってのはよくもこう次から次へ策を練るもんだ、こいつらそうまでしてミツのエナジーが欲しいわけ。
俺の中にある球体―
それが、まさかミツと繋がっていただなんて誰が思う。
兄「さぁ、早くクタばっちまいな」
ふざけんな、クッ
弟「いくら頑張ったって無理なんだからさ」
お前らの好きなようにはさせない、クッ
兄「楽になりたいだろ」
(そんなわけいくか)
"横尾さん"
ミツの声が、確かに俺の脳の中で聞こえてくる。
"しっかりしろ、負けるんじゃねぇ"
(あぁ、分かっている)
俺がクタばってしまったら、お前も巻き添えにしてしまうから。
そんなこと、絶対にしないさ。
"今、みんなで向かっている俺らが行くまで踏ん張ってくれ"
人は護りたいものがあるから強くなれる、欲望しか頭にないこいつらとは違うんだ。
あいつ、ミツはこんなにも辛いことに耐えていたのか!?なら俺だって頑張って見せるさ、クッ
あいつらが来るまで…
そう思いながら、頭の中で描いたのは仲間たちの笑顔だった。
それがあれば乗り越えられる気がした、この苦しみを。
弟「そうそう、ここへ来ちゃったら逃げる事は出来ないんだし」
横「くっ、俺をどうする気?」
兄「今に分かる、フッ」
と、兄貴とかいう奴が妖しく笑い。
魔物ってのはよくもこう次から次へ策を練るもんだ、こいつらそうまでしてミツのエナジーが欲しいわけ。
俺の中にある球体―
それが、まさかミツと繋がっていただなんて誰が思う。
兄「さぁ、早くクタばっちまいな」
ふざけんな、クッ
弟「いくら頑張ったって無理なんだからさ」
お前らの好きなようにはさせない、クッ
兄「楽になりたいだろ」
(そんなわけいくか)
"横尾さん"
ミツの声が、確かに俺の脳の中で聞こえてくる。
"しっかりしろ、負けるんじゃねぇ"
(あぁ、分かっている)
俺がクタばってしまったら、お前も巻き添えにしてしまうから。
そんなこと、絶対にしないさ。
"今、みんなで向かっている俺らが行くまで踏ん張ってくれ"
人は護りたいものがあるから強くなれる、欲望しか頭にないこいつらとは違うんだ。
あいつ、ミツはこんなにも辛いことに耐えていたのか!?なら俺だって頑張って見せるさ、クッ
あいつらが来るまで…
そう思いながら、頭の中で描いたのは仲間たちの笑顔だった。
それがあれば乗り越えられる気がした、この苦しみを。