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月明かりの追憶

第6章 仲間という絆

北「あいつは…くっ‥命張って…俺のために頑張っているんだ」

橋「宏光、大丈夫?」

北「あぁ心配すんな‥だから…俺も…あいつの‥為に‥この命…張ってやる」

藤「おまえ」

北「止めんな…藤ヶ谷‥お前だけは…分かる‥だろ…俺の気持ち」



相棒に訴える北山の瞳の中に、光るものが見える。



藤「くっ、ペガサス!俺に何か出来ることはないか」



すると、藤ヶ谷はそんな北山の瞳をジッと見つめながら意を決したように言い。



「ありますプリンス」



ペガサス!



藤「なんだ?なんでも言ってくれ無茶なことでもやる俺は、こいつの相棒だから」

北「藤ヶ谷…フッ」



ならばと、ペガサスは藤ヶ谷にある物を渡し。



藤「そうすれば二人とも助かるんだな?」



ヒヒーン、そして角が示す方向へ。



藤「北山、安心してやれ俺がお前を支えてやるから」



藤ヶ谷が、後ろから抱きしめる中。



北「ああ、行くぜ」



ピカッ!



北山は月のエナジーを放出したんだ、その瞬間!

二人の姿が、パァーッと黄色い光りの中に包まれ輝きを放ち。



橋「うわっ、綺麗!?」

五「シンメ同士の絆か」

塚「二人の信頼関係の証みたいだね、ニコッ」

ニ「俺らも負けてらんないな千賀」

千「あったり前よ頑張ろうぜニカ、ニコッ」

ニ「あぁ、フッ」

玉「宮田、俺達も」

宮「うん、タマ」



それを見て二階堂と千賀、宮田と玉森が自然と手を繋ぎ。



河「俺達もだぜ、ニコッ」



河合・五関・塚ちゃんと、繋がっていく。



橋「トッツー俺達も」

戸「うん、ニコッ」



俺達は、輪になって2人を囲むように傍へと寄った。

一際、輝きを増す光り。

横尾、今みんなで行くから待ってて。

ピッカァー!

その光りの中に、包み込まれながら全員の心が1つとなる。

仲間を取り戻す為に━




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